ファミリーマートに入社を
決めた理由を教えてください。
工芸学部で学んだ私の大学同期はアーティストを目指す人が多く、就職したのは、ほんのひと握り。私が就職したのは芸で生きていく覚悟がなかったのもありますが、ファミリーマートならものづくりができるという思いもありました。大学時代、近所のファミリーマートに行くと、毎週のように新商品が発売されていて、オリジナルの商品も多かった記憶があったんです。説明会では、ものづくりからお店に並んでお客さまに届くまで、様々な職種があると聞きました。飽きっぽくいつも新しいことを知りたいと思う私は、ここならいろんな経験ができて楽しそうと思い、入社しました。
これまでファミリーマートで
どんなことを学びましたか?
現在のカフェ・スチーマーグループに来るまで、いろんな職種を経験しました。最初は直営店の店舗勤務です。その後、スーパーバイザー(SV)を経験しないまま、すぐにエリア本部に異動してSVのサポートをする立場に。と思ったらまた1年ほどで、今度は自分自身がSVに。SVとして8年ほど働いてから、キャリアポイント制度を使って商品本部へ。当時は商品・マーケティンググループと呼ばれていたグループに配属され、商品政策を取りまとめてSVや加盟店に資料を送る業務にあたって6年。自己申告制度が叶って、カフェ・スチーマーグループに来たばかりです。
いくつもの職種を経験するうちに学んだことも多いですが、例えばSV時代には、ある加盟店のお客さまへの姿勢が勉強になりました。SVが提案した以上に品揃えを増やしたり、地元の掃除を手伝ったり、クリスマスに保育園へケーキをプレゼントしたり。私がほどほどにしてくださいねと言っても、「だってお客さんが喜ぶでしょ」とひとこと。その気持ちに動かされ、私も提案に力が入りました。SV経験が長かったことは、商品本部でも活きています。以前、商品担当から大幅な売場変更を商品政策として求められた時に、変更にかかりそうな作業時間を算出。現場が苦労する割に大きな売上増には繋がらず、またいつも来店されるお客さまが売場で迷われてしまうことを理由に、効率的な売場変更へと修正していただきました。商品本部に来ると商品のことに目が行きすぎて、現場の感覚を忘れてしまうことがあります。それは長年商品本部に行きたがっていた私自身にも同じこと。現場ファーストを意識するようにしています。