ファミリーマートに入社を
決めた理由を教えてください。
元々は音楽専門チャンネルに勤めていましたが、縁あって、当時ファミリーマートのグループ企業であった、株式会社ファミマ・ドット・コムでチケット事業に携わる事になりました。その後、グループの再編があり、2018年にファミリーマート本体へ転籍。髪を染めてヘタクソなパンクバンドを組んでいた大学生が、まさか今、ファミリーマートでマネジャーをしているとは夢にも思っていませんでした。
子どもの時からその他大勢になりたくない、主人公でありたいという目立ちたがり屋でした。今まで一緒にお仕事させてもらっていた音楽業界の人達が、ファミリーマートと何か取組みたいと思った時に、僕、宇賀山を連想してもらいたい。ファミリーマートの「顔」に自分がなれたらいいな。なんて大それた事を考えて、培った人脈をファミリーマートの事業に繋げられれば、心置きなく「自分」を活かせると思ったんです。
これまでファミリーマートで
どんなことを学びましたか?
ファミリーマートに来てからも、しばらくはそのままチケット事業に携わっていました。所属は商品・物流・品質管理本部(現 商品本部)のチケットサービス部です。主な仕事はチケット会社と協業して、様々な興行の券売においてファミリーマート先行などの独占期間の獲得や、より多くのお客さまが申込をしたチケットの入金や発券をファミリーマートで行えるようにする業務提携先のチケット会社の新規接続です。遠慮せず前職で培った人脈をフル活用し、過去最高のチケット売上を記録した大型案件の獲得ができました。自分で仕事を成し遂げる実感を持てた経験ですね。
とはいえ仕事は個ではなく集、チームで取り組むものだと思っています。仲間が増えていって、友情、努力、勝利みたいな少年マンガの世界観が好きなんですよ。大型案件の獲得だって社内外の協力がなければ形になりませんでした。それに何かを成し遂げるためには、熱い思いも必要ですよね。ファミリーマートは熱い人が多い印象です。当時は同じ本部にて、また今では商品の説明を受けるマーケティングの立場から、商品開発担当者の熱い思いを直に感じてきました。例えば、おむすびひとつとっても、塩の振り方とか米の粒立ちとか、普通に過ごしていたらほとんど気づかないレベルまでこだわって開発を繰り返しているんです。気づかないレベルでの努力が積み重なってこそ、確かな美味しさになると思います。他にもイベント現場で、スーパーバイザー(SV)やストアスタッフの皆さんと一緒に売上目標を立てて、臨時のブースを出店したりする事もあるのですが、その際のチームもかなりの熱量があります。仕事は、働く人の熱い思いがつくっているというのは、青臭いかもしれませんが、嘘ではありません。