ファミリーマートで働く社員へのインタビュー企画「これが私の生きる道」。第三回は、早期店長制度を利用して、2021年の入社後わずか半年で店長となった川鍋さんに直撃。新しいことにもどんどんチャレンジしている川鍋さんは、ファミリーマートのどのようなところに「生きる道」を見いだしたのでしょうか?

ファミリーマートの魅力は「スピード感」

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私がファミリーマートを志望したのはいくつか理由があって、ひとつはこの記事に登場していた髙元さんが大学のゼミの先輩だったことなんです。これまでコンビニでのアルバイト経験もなかったのですが、どんな業界なんだろうと興味を持って説明会に行ってみました。

就職活動当時はコロナ禍だったので、エントリーシートを出しても、選考は状況が落ち着き次第開するという企業も多かった中、ファミリーマートだけは就活が止まらなかったんです。学生にとっては、内定が出ていないまま活動が止まってしまうのは不安になってしまうので、説明会からエントリーシート、面接までスムーズに進んだファミリーマートのスピード感は魅力的だなと思いました。

入社した今も、新しいことにチャレンジしていくスピードは身を持って体感しています。たとえば無人決済店舗デジタルサイネージの展開や、私が担当している店舗ではペットボトルを補充するロボットを導入していたりと、従来のコンビニエンス業界の枠にとらわれない企業だなと思っています。

最初の配属先の店長に憧れて、早期店長制度を活用

入社してすぐに最初の店舗に配属になったのですが、そこの店長がとても印象的だったんです。視野が広くて親しみやすくて、わからないことをいつでも聞ける体制を整えていました。私は研修で初めてコンビニの店舗で働いたので不安だらけだったのが、気が付いたら毎日「楽しいな」と思いながら働いていたんです。それは店長がそう思わせてくれるような仕組みをつくっていたからなんですよね。

私もこういう店長になりたいと憧れて、会社の早期店長制度に応募しました。本人のやりたいという意志と業務の習熟度、育成トレーナーからの推薦、筆記試験の結果で決まるので、店舗勤務をしながら店長になるための勉強を続けまして、入社年の9月には店長になることができました。

(※育成トレーナー:入社1・2年目社員のメンター業務を行う社員)

店長として力を入れているのは、業務の漏れをなくして効率的にお店を運営できる仕組みづくりです。大前提として必要なのはシフトの安定化と業務を管理するワークスケジュールの作成。あとは店舗によって抱えている問題が違うので、それに応じて対応策を考えることですね。例えば、現在勤務する店舗ではスタッフ間のコミュニケーションを強化するため、ノートを用意して日々感じていることを書き込めるようにしました。

育成トレーナーからは、言語化と数値化をもっと頑張ろうと言われています。言語化は、どのように話したら的確に相手に伝わるか意識して話すようになったので、最初の頃よりは良くなったと思います(笑)。数値化は、店舗の利益を向上するためにどこに問題があるのかを把握するのがなかなか難しくて、いつも育成トレーナーやスーパーバイザー(SV)に相談しながら取り組んでいます。いつか自分で解決していきたいですね。

理想は「地域で一番笑顔があふれる店舗」

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新入社員は必ず店舗研修があり、多くの社員はその後店長業務経験します。その中で私は「地域で一番笑顔があふれる店舗」をつくれる店長になりたいです。お客さまが店舗に来て笑顔になっていただけるのももちろん、スタッフにも楽しんで働いてもらいたいなと思っています。

たとえばファミペイのダウンロードをお客さまにご案内するときも、最初は0件からのスタートでした。どうしたらお客さまにお声がけをできるのか、0件になった理由は何だろうと考えることから始めました。 ただ単に「今月は30件とってください」と指示するのではなく、ゲーム感覚で誰が頑張っているのかわかる仕組みをつくりました。そうすると、スタッフも楽しみながら取り組んでくれて、翌月には215件もダウンロードしてもらえたんです。楽しいという気持ちはモチベーションにもつながったようで、キャンペーン期間が終わってもお声がけが習慣化できるようになったんですよ。

お客さまとのコミュニケーションは、今はオフィスビル内の店舗なのであまり長々とお話することは少ないですが、「いつもありがとうございます」「行ってらっしゃいませ」など積極的に声をかけるようにしています。

商品を通して周囲を幸せにしたい

店舗研修が終わると、次の目標はSVになるためのトレーニング期間に入ります。まだその先まで具体的なイメージはできていないのですが、将来的にはスイーツの商品開発をしたいなと考えています。ただ美味しいから幸せ、というものではなく、「誰かと一緒に食べるから幸せ」という時間も提供できるようになれたらいいですね。ファミリーマートなら、それが実現できそうな予感がしています。

私自身、ファミリーマートで働いている時間は楽しく充実しています。別の企業で働いている大学の同期からも、たまに会うと「楽しそうだね」と言われるので、伝わっているのが嬉しいです。

ファミリーマートに向いている人とは?

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ファミリーマートに向いていると思うのは、とにかくチャレンジができる方ですね。企画をひとつとっても、ただ実行するのではなく、どう取り組めば良いのかを考えるところからはじまります。チャレンジした結果は自分の経験になるので、「やってみたい」という好奇心は大切だと感じています。

店舗での研修は、経験したことがないと不安かもしれません。でも育成トレーナーや先輩社員、SVなど頼れる方がたくさんいるので、わからないことはすぐに聞ける環境が整っています。私もたくさんアドバイスをもらってきて、心強ですね。

また会社について学ぶのと同時に、社会人としてのマナーを身につけるための研修もあります。服装とかメールの書き方といった基本的なことから、現状分析の方法、課題解決に向けた取り組み方など、内容は多岐にわたります。学んだ内容は店舗に持ち帰って実践ができるので、勉強というよりはロールプレイングに近いんじゃないでしょうか。実践すると納得ができるので、社会人としても成長できる会社だと思っています。

<プロフィール>
川鍋 紗季
2021年4月入社。早期店長制度を活用し、同年9月に同期に先駆けて店長職に。2022年10月よりファミマ!!ムスブ田町店に勤務。