ファミリーマートに入社を
決めた理由を教えてください。
前職ではクレジットカード会社に在籍していました。営業や事務など幅広い業務を経験してきましたが、特に販促マーケティングを担当していました。カード会員の属性や利用履歴から分析を行い、結果を元に利用を促す販促施策を企画、実施していたんです。転職先には、その経験が活かせるところを探していました。クレジットカード会社でなくファミリーマートを選んだのは、ファミマTカードに興味を持っていたからです。今でこそ珍しくない、複数の会社で使える共通ポイントの仕組みも当時は画期的で、Tポイントはその先駆けでした。コンビニでTポイントが使えるのはファミリーマートだけ。会員への割引も充実していました。割引を中心に販促施策に熱心な印象で、これは私の経験が活かせるかもしれないと思い、入社に至りました。
これまでファミリーマートで
どんなことを学びましたか?
入社してすぐの店舗研修。当時はレジで「ファミマTカードはお持ちですか?」とお声がけするルールだったので、ファミマTカード登録へのお客さまの厳しい反応を知ることができました。18歳以上のお客さまはクレカ機能が付いたファミマTカードの申し込みが必須であることが、登録のハードルになっていることを実感したんです。2014年夏から始まった、全年齢へのファミマTカードの店頭即時発行は、ここでの体験が元になっています。クレカ機能を必須でなくすることで、 18歳以上の方でもファミマTカードをレジの店頭で即時に受け取れるようになったわけです。この裏側が実は大変で、全国の店舗に大量のカードを納品し、在庫を確保しておく必要がありました。カード生産のために工場をフル稼働し、つくっては店舗に配送。地域によっては開始日前日にカードが到着するような綱渡りの状態で開始日を迎えた思い出があります。
当時はマーケティング本部に在籍し、その他ファミマTカードの販促まわりを広く担当していました。年に2回は商品セミナーという加盟者向けに開催しているイベントにおいて、講師役となったこともありました。ファミマTカード会員が一般のお客さまに比べて購買金額が高いこと、会員獲得の取組事例等を説明していました。全国の各会場で行ったことは良い思い出です。 本社にいるとなかなか加盟者さんと接する機会がないのですが、セミナー中の加盟者の皆さんは真剣なまなざしです。ファミマTカードを通じて店舗の売上に貢献できていることを実感でき、日々の業務への取り組み方も変わりました。