ファミリーマートグループ
その経営状態を数字で
正確に現していく。
- 名前
- 李 錦実
- 入社年
- 2016年
- 所属
- 経理財務本部 経理財務部 連結決算グループ
- 専攻
- 経済学部 経済学科 卒
入社理由
生まれも育ちも中国ですが、アニメが好きでいつかは日本に行きたいと思っていました。大学時代、念願叶って日本へ留学。その暮らしが心地良く、定住したいと考えて就活をこちらで始めることにしました。身近なサービスや商品に興味があったので、小売や外食の企業を志望しました。特に来日した当初、小さな店舗で豊富な品揃えを実現するコンビニに感動したことから、ファミリーマートに入社したいという気持ちが強く、内定をもらえた時は嬉しかったです。
仕事内容
企業の経営状態や財務状況を示した決算書。定期的に作成が求められる決算書の中でも、グループ会社を含めた企業全体の連結決算書の作成が私の主な業務です。連結決算書には、グループ企業との間で発生した取引は記載しないため、各グループ企業から毎月報告される数字をもとに、どの数字が記載できるのかを取引別に確認しています。また、ファミリーマートグループの取引結果をまとめて、親会社の伊藤忠商事に報告するための資料作成にも携わっています。
この仕事の面白いところ
異動当初は全く知識がなかった経理業務ですが、徐々に数字の見方などがわかるようになると楽しいと思えます。例えるなら、数学の問題が解けた感覚に近いかもしれません。以前まではただの数字の羅列にしか見えなかったものが、意味のある数字となり、その数字を見ることで企業活動がわかるようになるのは面白いです。自身の成長も実感できますね。あとは、基本ルールとなる会計基準が頻繁に改正されるので、改正後でもスムーズに処理ができると達成感があります。
この仕事の大変なところ
実際の業務を進めるうえでは、簿記の教科書などで勉強した知識だけでは足りず、その点は苦労を感じます。例えば、ファミリーマートが子会社の株を売買する際、1回で売買が終わった場合の会計処理は学んだものの、それが2回に分かれたり、買い戻したりするケースは教科書に載っていません。このようにどうしても経験していないとわからないことがあると、先輩社員や時には外部の監査法人に相談しています。勉強するだけで仕事がこなせるようになるわけではないのが大変です。
これまで一番チャレンジした仕事
全社員が利用する!
新システムの導入を担当
仕事で必要な費用について、社員が自費で立て替えたものを会社に申請する経費精算システムをリニューアルしたことです。異動直後から担当し、準備段階から苦労はありましたが、本当に大変だったのは導入後。問い合わせが相次いだのです。その大半は使い方がわからないというものでしたが、1日に何十件も対応していたので、しばらくは毎日夕方に声が枯れていました。周囲からサポートしてもらいながら、問い合わせフォームをつくったり、マニュアルサイトをつくったりして何とか解決。振り返れば、滅多にできない仕事を経験でき、成長するきっかけにもなったプロジェクトでした。
これから一番チャレンジしたいこと
今は目の前の仕事を
こなせるようになりたい!
まだまだ経理財務部門で経験したい業務がたくさんあり、いずれはこの分野のプロフェッショナルになりたいと思っています。今はグループ会社に関連する経理業務が主な仕事ですが、税務や固定資産に関する業務などにも携わってみたいです。そうしてある程度、経理財務のことがわかるようになった後は、新規事業に関わってみたいという気持ちもあります。無人決済店舗など、新しいカタチのコンビニづくりがしたいですね。一つのことを極めることも、さまざまな仕事を経験することもできるのがファミリーマートの良いところ。どんどん活かそうと考えています。