新たな挑戦でコンビニ事業、小売業界を超えていく

「コンビニエンスストアの仕事とは?」と聞かれると、まずレジ打ち、商品の管理や開発、マーケティングを思い浮かべるかもしれません。もちろんどれも大切な業務ですが、ファミリーマートではこれからの時代に適応し、コンビニ事業、さらには小売業界が抱える課題の解決や企業としての社会的価値を高めるための戦略として、店舗のデジタル化による利便性の向上という新たな取り組みに挑戦しています。

中でも力を入れているのが、デジタルサイネージを活用した広告・メディアの設置。「コンビニの未来が変わる!」とまで言われる期待の新事業を、さっそくご紹介します!

成長戦略のキーワード、デジタルサイネージ「FamilyMartVision(ファミリーマートビジョン)」

ファミリーマート店舗のレジ上で、大画面のデジタルサイネージを見たことはありませんか? これが成長戦略のキーとなる「FamilyMartVision」です。

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デジタルサイネージを活用した広告はこれまでも駅や街頭にもありましたが、現代ではリアルとデジタルの垣根を超えたマーケティング施策の要として重要性が高まっており、米国では新たな潮流として大手小売業者がデジタルサイネージなどの店頭メディアを活用した広告事業を立ち上げ、収益多角化を実現しています。ファミリーマートは国内で先駆けてこの分野に着目し、2021年にデジタルサイネージを活用した広告・メディア事業を展開するゲート・ワンを伊藤忠商事と共同で設立しました。また、2020年には、ファミリーマート、伊藤忠商事、NTTドコモ、サイバーエージェントの4社で、実店舗や購買データを活用したデジタル広告配信事業ならびに広告代理店事業を展開するデータ・ワンを設立しました。このデータ・ワンがデジタル広告代理店となり、ゲート・ワンはデジタルサイネージ設置店舗の拡大や、ターゲティングメニューの拡充に取り組むなど、新たな収益モデルを構築すべく、デジタルサイネージの活用に力を入れています。

たくさんの人、あらゆる世代、見た人の心に届ける

ゲート・ワンが掲げるFamilyMartVisionのコンセプトは「ミタイ験の日常へ。」。ファミリーマート店舗のレジ上に3つのモニターを連結させた迫力の大画面で、売場と連動させた商品やサービスの広告に加えて旬なエンタメ情報、アート、ニュース、地域情報といった魅力あふれる映像コンテンツを配信しています。

そのポイントは…

1. たくさんの人に届く

レジの上に設置されているため、お会計中など生活導線の中で自然と目にする機会を提供します。

2. あらゆる世代に届く

店舗を訪れるお客さまを対象としているため、テレビCMやインターネット広告だけでは届かなかった層を含め、老若男女にバランス良くリーチできるのです。

3. 見た人の心に届く

3連の大型ディスプレイを生かしたクリエイティブはダイナミックで臨場感があり、また音声は店内全体に聞こえるように配信されているので、コンテンツは記憶に残ることでしょう。

現在は大都市圏を皮切りに全国に設置を進めているFamilyMartVision。オリジナル番組も続々と配信されており、コンセプト通り店舗で「ミタイ験の日常」を感じていただけるように新たな情報との偶発的な出会いを提供し、様々な発見や楽しみがある空間を目指します。