ファミリーマートではどんなタイプの社員が活躍しているのか? またファミリーマートが新卒社員に求める人物像とはどういったものなのか? 色々な疑問を企業インタビューサイト『インタツアー』を通じてインタビューに来てくれた大学生へお答えするシリーズ!新卒採用担当の山﨑と杉本が「ファミマが求める人物像」についてお話させていただきました。
目次
- 新しいモノやサービスを生み出すうえでも、大前提として必要になるのは「素直さ」「謙虚さ」「挑戦する心」
- ファミマのオフィスは社長・役員以外、全員フリーアドレス。ふと隣を見ると部長が座っている……というぐらい風通しがいい
- 大切なのは「好奇心」。好奇心があれば毎日が楽しく、そして“新しいモノ”を生み出す力になる
- 学生時代に資格を取るのも悪くないが、それよりも「学生時代にしかできない経験」をたくさん積んでほしい
- 新人のうちから「自ら考え行動する」ようにしていけば、きっとその後「大きなチャレンジができる人財」に成長するはず
記事の内容は動画でも視聴できます!(約2分半)
新しいモノやサービスを生み出すうえでも、大前提として必要になるのは「素直さ(S)」「謙虚さ(K)」「挑戦する心(C)」、そして「行動(K)」
―本日はどうぞよろしくお願いいたします。まずは端的に、株式会社ファミリーマートで活躍している人財とはどういった人で、また貴社が求める人物像とはどういったものなのか、教えていただけますでしょうか?
杉本:はい。当社で今現在活躍している社員のことを思い浮かべますと、基本的には以下3つの共通点があるように思います。「素直である」「謙虚である」「挑戦心を持っている」 ということですね。
ご存じのとおり当社は店舗を主体とする小売業ですので、まずは店舗に来ていただけるお客さまや、店舗を経営してくださる加盟店の気持ちや立場を十分に理解できて初めて、ビジネスが成り立ちます。そしてそれらを理解するためには「素直さ」「謙虚さ」というのは絶対条件ですし、ときには挑戦心も必要となります。
2つめのご質問の「当社が求める人物像は?」も、まずは今申し上げた3つの特性に加えて「自ら考え行動できる」という、社会人として基本となるビジネスマインドを持っていらっしゃる方――ということになるかと思います。
―「素直さ」と「謙虚さ」に加えて「挑戦心」も求められるというのは、私としては、チャレンジングで素敵だなと感じました。貴社はファッションショーを行うなど、さまざまな新しいチャレンジもされていますが、そういった「新しい挑戦」に絞って考えた場合、そこで特に活躍している社員の特徴や共通点はありますか?
杉本:共通点は、まず先ほど申し上げた「素直である」「謙虚である」「挑戦心を持っている」 という3要素を持ち合わせているのが大前提になるかと思います。
ビジネスを行っていくうえで「人の意見をしっかり聞く」ですとか「いつまでも勉強し続ける」などといったことは土台であり、逆にいうとそれがないことには、ビジネスは成り立たないものなんです。
そしてファミリーマートは店舗主体のビジネスを行っているので、店舗にご来店いただけるお客さまや、お客さまが暮らしている地域に対して細かく、誠実に寄り添い続けていった結果が、ファミリーマートのブランドイメージ向上や来店動機に繋がるわけです。
ですから、まずは基本的で当たり前のことを積み重ねるしかありません。そしてその積み重ねの中で各自が培った経験やアイデアから、みなさんが店舗やCMなどで目にする「新しいモノ」が続々と生まれている新しい挑戦――というのが私の認識です。「挑戦的な分野で活躍している社員の特徴は?」というご質問に対する回答としては、想像されていた内容と少し違うかもしれませんが、やはり“3要素”が重要なんですよね。
ファミマのオフィスは社長・役員以外、全員フリーアドレス。ふと隣を見ると部長が座っている……というぐらい風通しがいい
―基本的なことができて初めて「新たな挑戦」もできる……ということですね。確かに納得です。それでも貴社には全般的に「新しいものに挑戦する社風」があるように感じていますが、若手社員や、それこそ新卒社員であっても挑戦しやすい雰囲気というのはあるのでしょうか?
杉本:まずファミリーマートの社内には、高い敷居みたいなものはまったくない――ということを、みなさんにお伝えしたいと思います。我々のような若手というか中堅の社員が、上司に考えを伝えるというのもまったくウェルカムな空気です。
そして当社のオフィスは、本社も営業所もすべてフリーアドレスです。要するに「自分の席」という概念がなく、どこでも好きな席で仕事をして構いません。といっても、今やフリーアドレスはさほどめずらしくないのかもしれませんが、当社の場合は、「役員室」や「部長席」といったものがいっさいないんです。さすがに「社長室」だけはありますが、役員や本部長も私たちのような社員と同じ空間で仕事をしています。
―えっ! ということは、杉本さんがフロアで仕事をしてらっしゃる席のすぐ近くに、例えば部長の方が仕事している――なんていうこともあるのですか?
杉本:ふと隣を見たら、座っていたのは部長だったみたいなことは日常茶飯事です(笑)。ベンチャー企業ではよくある話かもしれませんが、上場企業や大企業ではあり得ないですよね。しかしファミリーマートはそうなんです。そのため上司や、上司の上司をさらに飛び越えたような存在の人とも、さまざまな話や相談などを、気軽にできるんです。
そういった会社ですから、ご質問にあった「若手社員や新卒社員であっても挑戦しやすい雰囲気」というのは間違いなくあると思いますし、また「そもそもそういった環境になっている」と言うこともできます。
大切なのは「好奇心」。好奇心があれば毎日が楽しく、そして“新しいモノ”を生み出す力になる
―なんともフラットな社風で親近感が湧きますね。では次に山﨑さんにお尋ねします。山﨑さんはご自身の希望を叶えて人事部門に異動されたとのことですが、現在、山﨑さんが意識していることや、姿勢として大切にしていることは何でしょうか?
山﨑:これは新入社員や学生さんにしばしば言っていて、また自分も大切にしていますが、「常に好奇心をもって仕事をする」ことは強く意識しています。
誰かから「これをやりなさい」と命じられた仕事をただこなすのって、やはり退屈でつまらないですよね? でも自分自身が好きな仕事に、好奇心をもって臨めば、さまざまなアイデアが次々と浮かんでくるものです。「この仕事は、今まではこういうやり方だったけど、違う角度で取り組んだほうが効率が上がるのでは?」と考えてみたり、「違うやり方をプラスすれば、この商品の魅力がもっと伝わるのでは?」など、今すでにある何かに“新しい何か”をかけあわせられないかを常に考えています。
私の場合は日々の生活でも、そのあたりは常に意識しています。プライベートで商業施設に行った際も「このディスプレイの見せ方はすごいな!」とか、「この売場の活気はどうやって生み出しているのだろう?」「採用活動の参考にならないかな?」などと、ずっと考えているんです。
こんな好奇心をもって日々暮らしていると、色々なことが自分の仕事に繋がって見えてきます。わたしにとってはその好奇心が楽しく仕事に取り組める一つのポイントになっています。
学生時代に資格を取るのも悪くないが、それよりも「学生時代にしかできない経験」をたくさん積んでほしい
―常に好奇心を忘れずにアンテナを張っていれば、たくさんのきっかけやヒントが見えてくるんですね。これから社会人になるにあたって仕事に楽しんで向き合う参考になりました!ありがとうございました。
次のご質問ですが、「学生のうちに経験しておくと、入社後プラスになる」というものは何かありますでしょうか?
山﨑:学生さんからは本当によく聞かれる質問ですが、真面目な回答をするなら、販売士検定や簿記の資格を取っておくと、入社後に役立つ部分は多いかと思います。とはいえこれはもちろんマストではありませんので、「時間があったら勉強してみては?」ぐらいのニュアンスです。
それ以上におすすめしたいのは、「学生の間にしかできないことを徹底的にやる」ということですね。それこそ好奇心と学生ならではの時間的余裕をもって、例えば遠くまで旅をするのもいいでしょうし、自分なりのさまざまな“発信”を行ってみて、それに対する世の中の反応や変化を伺う、などを徹底的に研究してみるのもいいかもしれません。
今申し上げたことはもちろん一例に過ぎませんが、そのような「やりたいと思ったことを本当に、徹底的にやる」という行動力は後々の財産になりますし、それを通じて出会った仲間は社会人になってからも、お互いを助け合う“宝物”になるでしょう。ぜひ学生時代のうちに、そういった経験をたくさんしてほしいというのが私の本音です。
新人のうちから「自ら考え行動する」ようにしていけば、きっとその後「大きなチャレンジができる人財」に成長するはず
―ありがとうございます。その言葉を肝に命じ、さまざまな“経験”を重ねたいと思います。最後の質問になりますが、貴社は今後も「会社としての大きな挑戦」を繰り返していかれるのだと思います。そういった挑戦において「新入社員にはこういったことを期待している」というのを、人事目線で教えてください。
山﨑:先ほど杉本も申し上げましたが、新卒社員のみなさんには「自ら考え行動する」ということを期待したいですね。
当社に入社いただいた場合、まずは必ず店舗勤務の期間がありますが、そこで新卒社員ができることって、実はたくさんあるんです。「この店舗ではこれまでこういうしきたりでやってきたから、これからもそうしなければならない」ということは特にありません。逆に「自分がここへ来たからこそ、変えられる部分はどこだろうか?」と考えてほしいですね。
やるべきことは本当にたくさんありますよ。「自分が思う売場づくり」はもちろんのこと、「自分が考える接客力向上計画」「自分なりの、アルバイトさんに長く・楽しく働いていただくためのしくみ作り」なども、新卒社員の仕事になります。それらのプランは独りよがりではなく、「自分が意見したことによって、当然この店舗はこの先10年、20年と長く繁盛できるか」とイメージできるものでなければなりません。
そのように新人のうちから「自ら考え行動する」ようにしていけば、きっとその後のキャリアにつながるはずですし、ご質問にあった「会社として行う大きなチャレンジ」に、間違いなく貢献できる人財に成長しているはずです。
―自分自身、社会に出て果たして何ができるのか、まだ自信も確信もありませんが、しかしお話を聞いているとファミリーマートであれば、新卒社員ならではの“フレッシュな視点”は確実に活かせるのではないか? と思いました。本日はお忙しい中リアルなお話をたくさん頂戴し、誠にありがとうございました!
学生さんたちとの詳細なやりとり、いかがでしたでしょうか? 今回は弊社が求めている人物像について、忌憚なくお話しさせていただきました。これを機に、全国のファミリーマート店舗に加えて「株式会社ファミリーマート」にもご興味を持っていただけたらうれしいです。
編集:ファミリーマート採用チーム