新社会人として仕事を覚えるにあたっては当然ながら不安もあり、また入社後の成長も決して自動的に約束されているわけではない。そんななか、株式会社ファミリーマートにはどんな研修体系と制度があり、どのように利用されているのだろうか?
そんな就活生たちの疑問に答えるべく、企業インタビューサイト『インタツアー』を通じてインタビューに来てくれた大学生へお答えするシリーズ! 人財開発部長の大石が「ファミマの研修制度」についてお話させていただきました。
目次
- まずは新入社員全員に、専任の「社員育成トレーナー」が寄り添ってくれる
- スキルアップを求める社員を支援してくれる制度も充実!
- 「資格取得=評価アップ」という単純な図式ではないが、結果として高評価を獲得する可能性も?
- 可視化された「業務習得確認表」を使って“一人前”になれる教育システム
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まずは新入社員全員に、専任の「社員育成トレーナー」が寄り添ってくれる
―ファミリーマートには「入社後の成長」を支援してくれるような研修制度はありますか? 不慣れな仕事をするなかで、くじけそうになってしまうこともあるかと思い……、そんなときに相談できる仕組みや制度はあるのでしょうか?
大石:どちらもしっかり用意されていますので、どうかご安心ください。まずは前回のインタビュー内で申し上げたとおり、入社から1年間は基礎教育期間で、期間中は定期的に集合研修、いわゆるOff-JTを行い、そこで“知識”を身につけていただきます。そして、Off-JTで身につけた知識を、店舗勤務などのOJTのなかで実際に発揮していただくことになりますが、そんなOJTを担う「社員育成トレーナー」という社員が、新入社員それぞれに担当者としてサポートします。そして社員育成トレーナーが毎週1on1ミーティングを開くと同時に店舗勤務などをしっかりサポートすることで、新入社員の皆さんの成長を支援する仕組みになっています。
とはいえ初めての仕事をしていくなかで、くじけそうになることだってあるでしょう。そんなときは、担当の社員育成トレーナーにどんどん相談してほしいですし、またトレーナーもそれを望んでいます。そうしていくなかで、くじけてしまいそうな局面もきっと乗り越えることができるでしょうし、また成長もできるのではないかと思っています。
スキルアップを求める社員を支援してくれる制度も充実!
―自分を担当してくれるトレーナーさんがいれば、折れずにチャレンジを続けることができそうですね。詳しくご説明いただきありがとうございました。そのほか、個人的なスキルアップを望む社員に対しての支援みたいなものはあるのでしょうか?
大石:いくつかありますが、そのうちひとつは、自己啓発を支援する「リスキリング支援制度」というものです。これは、外部の研修会社が提供するさまざまなeラーニングや社外のセミナーなどを、ファミマ価格で受講できるというものです。あくまで“自己”ですので、社員自身が費用を負担する必要はあるのですが、会社からの一部補助もありますので、「安心して自己研鑽を行える」ということになります。
そして自己啓発、自己研鑽にとどまらず、現業においてさらに仕事の質を高めたいと考える社員のためには自ら手を挙げて研修を受けることができるプログラムもあります。研修というと「会社に命じられて仕方なく参加する」みたいなイメージもあるかもしれませんが、これは自分から「こういうスキルを身につけたい!」と思ったときに手を挙げるものです。
例えば「全社的にDXが推進されているなか、やはり自分もDXリテラシーを身につけなければ!」と思ったときや、「データをより効率的に、より効果的に分析できるようになりたい!」と考えたときに有効な「データ活用研修」というものがあり、そこでは問題解決やデータ活用、統計学といった、業務を効率的に行うために必要な知識・スキルを学ぶことができます。
今現在も多くの社員がそれらを有効活用していますし、また今後、プログラムの種類と数はどんどん増やしていきたいとも思っています。
―そういった研修制度は、大石様ご自身も活用されてきたのでしょうか?
大石:はい、活用してきました。私もさまざまなeラーニングを通じて自分の足りない部分を補完してきましたし、DXについても私自身、知識が十分に足りているとはまったく思っていないので、「DXリテラシー研修」に手を挙げて、研修を受けました。そのため「ファミマの研修制度のありがたみ」は、自分自身が十分に体感してきたつもりです。
「資格取得=評価アップ」という単純な図式ではないが、結果として高評価を獲得する可能性も?
―これは少し聞きづらいことなのですが、スキルアップして資格を取得したら評価が上がる……みたいなことはあるのでしょうか?
大石:「結果的に評価が上がる」ということは、あるかもしれません。ファミリーマートでは「何らかの資格を取得したから自動的に評価が上がる」ということはありません。とはいえ資格を取得したということは、当然ながらその分野の知識を身につけたことを意味しますし、資格のための勉強をするなかで、付随するさまざまなことについての学びも得たはずです。そのことによって仕事の質が高まったなら、おそらく評価につながるでしょう。そういった意味で「資格を取得したことで、結果的に評価が上がる」ということはあるかもしれません。
可視化された「業務習得確認表」を使って“一人前”になれる教育システム
―ありがとうございます。お話しいただいたさまざまな研修制度によってモチベーションや能力が向上し、向上した状態で仕事に臨めば“次”につながるということが、よくわかりました。
次の質問ですが、1年間の基礎教育期間を終えて正式配属となった部署では、どのように仕事を覚えていけばいいのかを教えてください。
大石:今、ファミリーマートでは「組織で人を育成していく風土」を作ろうとしています。基本的には我々人財開発部が社員教育を担っているわけですが、人財の育成って、人財開発部だけが担うべきものではないと思っており、それぞれの部門や組織が、そこに在籍するメンバーを育てていくということも、実は非常に大切です。
そのためにファミリーマートは今、いろいろなことを進めていますが、そのなかのひとつに「標準人財要件」というものがあります。
これは、各部門のなかで「一人前に仕事ができるようになるには、どういった知識やスキルが必要か?」ということを明文化し、可視化し、全社員に共有しているものです。そして「標準人財」になるための育成計画も作成されています。「業務習得確認表」というものを使って一つひとつ、OJTを通じて必要なスキルを身につけています。しかも、ただ単純に業務習得確認表を渡して「はい、やってみてね」とするわけではなく、OJTを担う育成担当社員が、配属されたメンバーをしっかりサポートしながら育成していく体制ができています。
―手厚い体制が敷かれているのですね……。お話いただいた「業務習得確認表」について、もう少し詳しく教えていただけますか?
大石:業務習得確認表では、行うべき業務が細かく分類されています。そして、まずはそれぞれを知識として習得し、次に業務として実践しますが、それぞれの細かいステップに対して「できた/できない」を判定し、もしもできてないものがあれば「次はいつやる?」ということも決定します。そういった履歴をすべて細かく重ねていき、最終的に「全部できた」という状態になったときに、「◯◯という業務はすべてインプット完了」ということになります。感覚値ではなく、すべてが可視化されていますし、非常にわかりやすくできているので、安心して業務を覚えていただけるはずです。
―入社後は生まれて初めて「社会人としてきちんと仕事をする」ということになるため、きっと不安だらけの日々になるのだろうな……と思っていました。しかしファミリーマートのように手厚い研修制度と、寄り添ってくれる「社員育成トレーナー」がいるという環境であれば、新しい環境にも自信をもって臨めるのではないかと思えてきました。本日はさまざまな具体的なお話を頂戴し、誠にありがとうございました!
学生さんたちとの詳細なやり取り、いかがでしたでしょうか? 今回は入社後の研修制度について、忌憚なくお話させていただきました。これを機に、全国のファミリーマート店舗に加えて「株式会社ファミリーマート」にもご興味を持っていただけたらうれしいです。
また、26卒向けインターンシップの募集を開始しております!興味を持っていただいた方はぜひご参加ください!
編集:ファミリーマート採用チーム